2005年12月29日

本当に伝えるべき事は何?

少し古い話になってしまったが、私が今手にしている新聞記事は、ニューヨーク発平成17年12月16日付けの共同通信の配信を元にしたもので、見出しは、「国連総会 拉致非難決議を採択 初の北朝鮮名指し」となっている。

見出しに対してのト書きは、「欧州連合や日米両国などの決議案を賛成88、反対21、棄権60で採択した。」となっている。

更に記事を読み進んでいくが、反対国、棄権国の全貌は判明しない。配信する通信社がニュース・ソースとしての責務を果たしていないか記事として使った新聞社が部分的に割愛したのかのどちらかであろう。反対や棄権をした国が多いので紹介しきれないということも理解できないではないが、この場合、多いというのは理由としては成立しないはずである。折しも日本の国連分担金が莫大過ぎるという意見がやっと表明され、国民として国連とはどういうところかを少しは気にし始めている時だからである。そのための数少ない判断要素を勝手に省略するのはメディア全体として機能していないと指摘されても仕方ないであろう。

ついでに、ネットを検索してみると、
☆毎日
「国連:拉致など人権侵害で北朝鮮非難決議案を採択 本会議」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/archive/news/2005/12/17/20051217k0000e030005000c.html
☆朝日
「対北朝鮮の人権非難決議を初採択 拉致も言及 国連総会」
http://www.asahi.com/international/update/1217/001.html
http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200512170135.html
☆日経
「(12/16)国連総会、北朝鮮の人権非難決議を採択」
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt25/20051217AS2M1700J17122005.html

となっている。

しかし、今回私がメディアの危機を唱えている理由はそのことではない。今に始まったことではないが、相変わらずの印象操作があるからである。全メディアに言えることであるが、このブログでは催眠状態に置かれた日本の方々を少しずつ覚醒できればと思っている。それがブログ立ち上げの理由であるが、脚注はこれくらいにして。

記事には、申し訳なさそうにそれとなく「中ロ両国が反対、韓国などが棄権」というくだりもある。

日本と縁もゆかりもない発展途上国がお人好し日本のODAを貪っていながら公然と反対や棄権をしていることについては別の機会に指摘することとして、我が国と隣接している支那・朝鮮・露西亜の振る舞いこそしかと認識すべきである。

彼らの深層心理について考えてみると、支那・露西亜は、共産党が支配する己らの国より酷い国がないと国民を納得させられないからである。自分らより下の存在があるということを見せなければ人民を統制できないのである。また、自国の悪政に向けられる世界の目を北朝鮮に逸らすという目的もある。韓国については、Roh大統領は北の傀儡だという説もあるが、韓国民自体が拉致されているのに非難しないのは、所詮は同胞の朝鮮民族だからということに他ならない。

別な言い方をすれば、正義とか人道という観点からすれば反対や棄権はあり得ないのになぜそうしたかと言うと、別な価値判断をしたからということになる。人間性が問われる判断を求められたのに対してそれを無視し自国のことしか考えない対応をしたのである。つまり北朝鮮がしてることの是非を判断したのではなく、自国の利益になるのはどちらかという軽蔑されてしかるべき判断をしたのである。常識があれば恥ずかしくてそんなことはできないのだが、いまだに平気でやってしまう国なのである。つまり、人間として最低限の価値観すら共有できない国なのである。日本はこういう国々に囲まれているのである。

今回、日本は被害者であり、北朝鮮による犯罪は現在進行形で継続しているのであるから、その日本の願いを踏みにじるような行為は日本に対する敵対行為と言わなければならない。形式上は日本と友好関係を結んでいるはずなのに正反対の行為をしているのだから悪質である。だから、国内メディアは日本の主張をきちんと載せるべきである。それなのに日韓友情年2005などということを喧伝するのは国民を騙す行為である。言うべき時には言う、これが大事なのである。支那・露西亜・朝鮮が日本に敵対していることを世界のどこの国が代弁してくれるというのか。当事者が言わないでどうしようというのか。メディアとして公平な見方をするというのは当然のことではあるが、それは当事者以外の時にそうしてればいいのである。日本人はわがままな子供のように自分のことしか見れない支那・露西亜・朝鮮とは異なり自国のことさえも俯瞰して第三者的な目で眺めることができるまでに進歩した民族であるが、今回は主権が侵害されているのだから国内メディアは国益を踏まえたメッセージも併せて発信しなければ大きな勘違いを生むこととなる。勘違いするのは国民ばかりではなく世界もそうである。日本は毅然としたところがない言いなりになる国であると。

確かに、拉致非難決議案が採択されたということはニュースになるが、それはある意味当然と言えば当然の成り行きであるからして、今回は、それに反対した国がいたということの方が注目してしかるべきなのである。だから、本来は、

支那・露西亜・朝鮮 日本に敵対する非人道的国家

国連総会で北朝鮮を名指しした拉致非難決議がようやく採択された。驚くべきことに、満場一致ではなく、支那・露西亜・朝鮮をはじめ反対・棄権した国も多く、今後、日本の対外援助のあり方は勿論、乳児なども含め国民1人当たり626万円の借金(今後人口が減少すれば1人当たりの額は増加する)を抱えた日本が莫大な分担金を負担し続けている国連との関係自体も早急に見直す必要がある。日本が貢献ばかり強いられる国連であれば脱退も視野に入れて検討する必要がある。なお、同決議案に反対した国は・・・、棄権した国は・・・である。

とすべきであろう。

また、外務省は、支那・露西亜・韓国の駐日大使を呼び、徹底的に非難しなければならないはずだが、そのようにしたという情報は耳にしていない。外務省、官邸、国会議員、マスコミによる不作為の連鎖が依然として続く。

ところで、当事者である外務省は、この件に関してどのように取り扱っているのであろうか?調べてみて驚いた。掲載されていないのである。あったのは次ぎに引用する1ヶ月も前の委員会での採決を紹介した外務報道官談話だけであった。拉致に関するカテゴリーも見つけられなかった。
☆外務報道官談話
「北朝鮮の人権状況」決議の国連総会第3委員会における採択について
11月17日(木曜日)(現地時間)、EUが提出しわが国も共同提案国となっている「北朝鮮の人権状況」決議が、84票の賛成多数をもって、初めてニューヨークの国連総会第3委員会において採択された。
わが国は、拉致問題への明示的言及を含む北朝鮮の人権状況に関する決議が、国連総会第3委員会の場で採択されたことは、国際社会の多数の意思として、拉致問題を含む北朝鮮の人権状況に深刻な懸念を表明し、強く改善を求めたものと高く評価している。
わが国としては、北朝鮮が、本件決議に示された国際社会の声を真摯に受け止め、拉致問題の解決はもとより、特別報告者の北朝鮮への受け入れをはじめとする人権状況の改善に向けた誠実な対応をとることを強く期待する。
(参考)
投票結果
 賛成84票、反対22票、棄権62票で採択された(詳細は別添)。共同提案国は、EU諸国、わが国、米、ニカラグア、パラオなど45ヵ国。
決議の概要
 強制的失踪の形態における外国人の拉致に関する未解決の問題を含め北朝鮮における組織的かつ重大な人権侵害に深刻な懸念を表明し、北朝鮮に対し、北朝鮮の人権にかかる国連特別報告者への協力等過去の人権委員会決議で掲げられた措置の完全な履行を含め、すべての人権と基本的自由の完全な尊重の確保を要請。
今後12月の国連総会本会議で採決に付され、採択の予定。

しかし・・・これが当事者の言葉なのであろうか。北朝鮮を厳しく非難しなければならないはずなのに何と生ぬるいことか。

このブログの記録のために、反対、棄権した国を産経から引用することとする。

☆産経
「国連総会 北の拉致非難決議を採択 人権で世界が圧力」
http://www.sankei.co.jp/news/051218/morning/18int001.htm
 
北朝鮮非難決議案に反対・棄権した国は次の通り
 【反対(21カ国)】ベラルーシ▽中国▽キューバ▽北朝鮮▽エジプト▽ガンビア▽ギニア▽インドネシア▽イラン▽ラオス▽リビア▽マレーシアロシア▽スーダン▽シリア▽タジキスタン▽トルクメニスタン▽ウズベキスタン▽ベネズエラ▽ベトナム▽ジンバブエ
 【棄権(60カ国)】アルジェリア▽アンゴラ▽アンティグア・バーブーダ▽バハマ▽バーレーン▽バングラデシュ▽バルバドス▽ベナン▽ボツワナ▽ブルネイ▽ブルキナファソ▽ブルンジ▽カメルーン▽カボベルデ▽コロンビア▽コートジボワール▽コンゴ民主共和国▽ジブチ▽エリトリア▽エチオピア▽ガーナ▽ガイアナ▽インド▽ジャマイカ▽ヨルダン▽ケニア▽クウェート▽キルギス▽レソト▽マリ▽モーリタニア▽モーリシャス▽モロッコ▽モザンビーク▽ナミビア▽ネパール▽ニジェール▽ナイジェリア▽パキスタン▽カタール▽韓国▽ルワンダ▽セントルシア▽セネガル▽シンガポール▽ソマリア▽南アフリカ▽スリランカ▽スリナム▽タイ▽トーゴ▽トリニダード・トバゴ▽チュニジア▽ツバル▽ウガンダ▽アラブ首長国連邦▽タンザニア▽バヌアツ▽イエメン▽ザンビア


と、ここで終わるつもりでいたが、整理しているうちにとても恐ろしいことに気が付いた。

賢明な読者の皆さんならお気付きと思うが、悪の枢軸である支那・朝鮮・露西亜は元よりASEAN10ヶ国のうち6ヶ国(茶色)までもが北朝鮮を擁護しているのである。小泉が闇雲に推進しようとしている東アジア共同体というのは、日本にとって大きな禍であるという証拠を見せつけられたことになる。東アジア共同体の構成国になろうとしている国々の殆どが平時なのに正義に反して日本の神経を逆撫でする敵対行為をとっているのである。それに、これらの国々はこれまで日本に沢山世話になっていながら恩を仇で返す行為をしているという道義的問題もある。また、露西亜に至っては、北方領土侵略、シベリア抑留という悪事のみならず、最近は、原子力潜水艦の原子炉解体費用まで日本が負担しているのだから開いた口が塞がらない。

東アジア共同体は悪の集まりである。決して近寄るべきでない。所詮は、古より支那の悪影響を受けた国々の集まりなのだから。

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posted by 日出づる国の末裔 at 17:27 | Comment(0) | TrackBack(2) | メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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